見晴らしに関連した俳句の例をまとめました。
見晴らしを含む俳句例
国境を見晴す対州馬肥ゆる/河野青華
鴛鴦鴨のつくべき水の見晴かな/林紅
見晴しとなるはず芒分け登る/新田充穂
みはらして見晴台のうぐいす/荻原井泉水
夜の見晴し耳ひくひくときのこ飯/西垣脩
山茶花に垣穂の渡し見晴れけり/飯田蛇笏
海は見晴らし足下の海は父の墓/高柳重信
見晴しにドナウの長流新酒愛づ/和田西方
見晴しの先程よりもかすみ濃き/高濱年尾
梨食むや汽車の全長見晴らして/きくちつねこ
父座なる見晴らしのよき夏爐かな/佐々木六戈
見晴らして水鳥の見えはじめたる/徳永山冬子
見晴らしは兎も角雪渓よぎるとせん/高澤良一
ねんねこから横目つぶらな見晴しや/中村草田男