瞑目に関連した俳句の例をまとめました。
瞑目を含む俳句例
最澄の瞑目つづく冬の畦/上村占
氷る月瞑目に神浮び来る/高田蝶衣
終鈴を待てる瞑目大試験/河野頼人
香煙にかたき瞑目鑑真忌/村野芝石
原爆忌瞑目ことに絢爛と/赤松ケイ子
雪に向き白瞑目の障子の家/大井雅人
子規の口吻虚子の瞑目秋の暮/高澤良一
瞠目はふくろふのもの瞑目も/亀丸公俊
石の天使は億年瞑目雲の往来/伊丹公子
瞑目の裡にも緑雨みなぎりぬ/三宮たか志
祷りより固き瞑目シャワー浴ぶ/辻田克巳
冷たい雨だ鷺瞑目の首寄せ合い/伊丹三樹彦
瞑目の夜の聖堂にちゝろ鳴く/丸山よしたか
めぐすりを差したるのちの瞑目に破船のしづくしたたりにけり/葛原妙子