天体に関連した俳句の例をまとめました。
天体を含む俳句例
天体や黒い肌に冬の蝿/桑原三郎
天体は移りつつあり冬の城/仁平勝
花火爆ぜ天体繭のごときもの/原裕
啓蟄やキトラ古墳の天体図/國島十雨
天体や桜の瘤に咲くさくら/柿本多映
天体ニ氷ル脂訪ヲ狙撃セヨ/夏石番矢
蜂窩垂れ天体昏きこと久し/河合凱夫
天体のくらみをめでて夏帽子/飯田蛇笏
天体や多産の綿のほとりゆく/攝津幸彦
秋に入る天体の環あるごとく/飯田蛇笏
胡桃割る夜や天体の遠ざかる/五島高資
天体に身を差し入れし髭くぢら/攝津幸彦
遊里に天体を抱く上を下へののどけさ/加藤郁乎
星の生誕現場を想う天体を模したる経穴を體に探りつつ/光栄堯夫
