平手に関連した俳句の例をまとめました。
平手を含む俳句例
若駒を愛撫平手で叩きては/檜紀代
野分して芭蕉は窓を平手打つ/茅舎
一本の樹を平手打つ冬の暮/柿本多映
初夢の父にもらひし平手打/前田白露
馬の首平手で撫でる今朝の秋/源鬼彦
牧帰り頸に愛撫の平手打ち/松本はじめ
蝶の朝建てたる墓を平手打つ/永田耕衣
平手もて綿虫打ちぬかなしき冬/内藤吐天
枯れ激し己れはげます平手打ち/吉田未灰
肉病むのみ寒風玻璃戸を平手打/香西照雄
かげろふに平手打してまはりけり/飯島晴子
ひざがしら平手でたたき盆過ぎし/長谷川双
平手打ちかすかに雪の匂いして/岸本マチ子
断り無く入り来し蚊なれば平手打/高澤良一