見開くに関連した俳句の例をまとめました。
見開くを含む俳句例
見開きし御目鋭き御開帳/石川繁子
冬晴に泉もまなこ見開けり/茨木和生
見開きて淡雪の景死後の景/小出秋光
やませ来る岩手日報見開けば/高澤良一
嬰児眼を空へ見開く誰にも花/斉藤夏風
建国記念日埴輪眼を見開きて/遠藤素兄
春宵や兜煮まなこ見開きて/古賀まり子
見開いて乳吸ふ赤子冬うらら/中嶋鬼谷
見開けどかなしき木菟の眼哉/中川宋淵
見開や古暦の大全代々のはる/井原西鶴
肥かつぎ上ぐ両眼を見開きて/海老根鬼川
薔薇の束石の聖書の見開きに/平井さち子
見開きし眼の抜けてゐず蛇の衣/茨木和生
こころの眼すこし見開き春立つ日/木村風師