首都に関連した俳句の例をまとめました。
首都を含む俳句例
敗戦記首都の水道管破裂/椎野正郎
望遠鏡百八十度首都霞む/和田としを
秋湿り首都の窪地に貸本星/北野民夫
鉄と石柔らげ首都の雪一夜/福田蓼汀
外泊す霧のかたちの旧き首都/対馬康子
早春の首都/唇より種を出す/松本恭子
王冠のごとくに首都の冬灯/阿波野青畝
首都はいつも匿名希望の火事/江里昭彦
首都よりの富士は横顔初嵐/大高芭瑠子
首都秋暑白襟徒手の者ら満つ/北野民夫
渡りゆく鳥の目をもて首都をみる/滝川賜
首都週末ひかんざくらも午の刻/宮慶一郎
アロハシャツ堂々首都の街を行く/九鬼梨園
ヘリコプター薄暑の首都を睥睨す/西村和子