精舎に関連した俳句の例をまとめました。
精舎を含む俳句例
人惜む如く残花の散る精舎/辻口静夫
四十雀松をこぼるる一精舎/木村蕪城
扁額に精舎とありぬ花御堂/関ただお
木の実落つ苔の西芳精舎かな/たけし
松風の納豆仕込む精舎かな/尾崎紅葉
さえ返る精舎の春の雲井かな/飯田蛇笏
民の径精舎に沿へば咳ひびく/桂樟蹊子
田螺ころ精舎の鐘の聞ゆるや/福田蓼汀
精舎へは寄らず戻りぬ蕗の薹/平橋昌子
花の雨土照り晴れて精舎かな/河野静雲
観楓の風をいたみて精舎かな/飯田蛇笏
青梅のおちゐて遊ぶ精舎の地/飯田蛇笏
棟上げや精舎びかりにさくらの芽/吉田紫乃
雪は精舎に似せてつゝめり一離屋/清水基吉