夜伽に関連した俳句の例をまとめました。
夜伽を含む俳句例
皸をかくして母の夜伽かな/一茶
少年が守る夜伽の大焚火/市堀玉宗
寒さうに夜伽の人の假寐哉/正岡子規
とりかぶと夜伽の紐の前結び/伊藤通明
塩焼の夜伽になくや浜千鳥/膳所-川支
大榾を庭に焚きゐる夜伽かな/茨木和生
月といふ夜伽うれしき今宵哉/尾崎紅葉
河豚中夜伽の野郎みなしらふ/河野静雲
狐よと聞き耳立つる夜伽かな/茨木和生
綿入の借着おかしき夜伽かな/尾崎紅葉
霜焼の膝ツ子うづく夜伽かな/富田木歩
教へ子が花の夜伽をつとめをり/岩城久治
法華経人万九千余字の夜伽かな/九堂夜想
おもひ寄る夜伽もしたし冬ごもり/水田正秀