糠雨に関連した俳句の例をまとめました。
糠雨を含む俳句例
裏は初恋待兼の小糠雨/仁平勝
十二月七日の銀座小糠雨/山田閏子
糠雨に少し乱れし美女柳/安斉君子
ぬか雨の海の白さや早生蜜柑/中拓夫
大原や雉子なくあとの小糠雨/巌谷小波
栗の花糠雨なれど降りつゞけ/野村喜舟
畦塗や夕焼けながら小糠雨/石島雉子郎
粉糠雨溜めて芭蕉の花暮るる/池田日野
苗床を這ふででむしや小糠雨/西山泊雲
糠雨やいづこに住むも瓜刻む/殿村莵絲子
糠雨や荒草の辺のひきがへる/柴田白葉女
糸瓜忌の行くも帰るも小糠雨/長門美熙子
糠雨に垂るゝ木五倍子の寸足らず/高澤良一
糠雨のいつまでふるや秋の蝉/久保田万太郎