駄馬に関連した俳句の例をまとめました。
駄馬を含む俳句例
五月雨の徴発駄馬を今や引/森鴎外
耳袋の赤鮮しや春の駄馬/沢木欣一
勢揃ひせる駄馬老馬おん祭/右城暮石
船橋に駄馬騒ぎ出す霰かな/会津八一
買物の女も駄馬や花珈琲/目黒はるえ
旅人に行きそふ駄馬や葛の秋/飯田蛇笏
賀茂祭り駄馬も神馬の貌をして/伊藤昌子
道芝を吹いて駄馬ゆく今朝の冬/飯田蛇笏
駄馬つづく阿蘇街道の若葉かな/夏目漱石
駄馬に會ふことも旧道郁子垂れて/及川貞
駄馬梅雨晴片脚爪立てまぐさ食う/古沢太穂
だばどぼだばどぼ駄馬ゆくぼくゆく故郷の村道/高柳重信
駄馬のように食まされるもの食み黙つた生活であるのだ/橋本夢道