狐色に関連した俳句の例をまとめました。
狐色を含む俳句例
枝豆の毛の狐色峰をかし/原石鼎
梅咲くや大方狐色の中/石塚友二
木洩日に狐色なす小判草/堀口星眠
母郷たしかむ焚火の芯は狐色/原裕
涅槃なり狐色して山並び/村越化石
茂吉忌の豆餅狐色に焼け/富田直治
優曇華や狐色なる障子紙/斎藤俳小星
ラグビーの野辺も稲城も狐色/山口誓子
山芝や枯れにぞ枯れし狐色/楠目橙黄子
田鳧来る田のひこばえの狐色/沖島たづ
蚕屋障子狐色にぞともりける/田村了咲
鬼百合や山の夕日の狐いろ/柴田白葉女
くちなしの実の証しなる狐いろ/高澤良一
咲く野梅きつね色どき過ぎつをり/篠田悌二郎