正装に関連した俳句の例をまとめました。
正装を含む俳句例
正装に二の膳遠し焼栄螺/大井貞一
正装の老婆を襲う藤の花/夏石番矢
正装は妻を寡黙に菊日和/廣井國治
細脚ののぞく正装夜の蟻/橋本榮治
蜩の木や正装の父が立ち/森賀まり
雪嶺の正装君を送るなり/福永耕二
正装のリボンは十字鳥帰る/対馬康子
正装の五三の桐や風薫る/前原早智子
正装の大事すませて炎天下/志村宗明
正装を騙してほろほろ朝焼へ/須藤徹
正装の燕も彌撒をさづかりに/朝倉和江
月に一度町へ正装キヤベツ抱き/宮坂静生
夏足袋をはけば正装きまりけり/瀬島千代恵
港公園の休日黒正装の手品師跳ね/伊丹公子