町家に関連した俳句の例をまとめました。
町家を含む俳句例
伏見には町屋の裏に鳴く鶉/鬼貫
午前の元日暗き町家哉/角田竹冷
大なる蓬莱見ゆる町家哉/正岡子規
熱さ哉八百八町家ばかり/正岡子規
繭玉や間口の狭き京町屋/山本玲香
注連飾る伊勢の町家の深庇/船井詩織
燕の飛ぶや町家の蔵がまへ/正岡子規
船鉾が帰る町家に接岸して/山口誓子
初しぐれ京の町屋に学者ゐて/田中裕明
春の夜や奈良の町家の懸行燈/正岡子規
松手入にも武家風と町家風/黒田冬史朗
風を待つ京の町家の軒すだれ/山田京子
祭提灯外し町家にもどりけり/久保田青邑
肩寄せておわら流しの町家並み/高澤良一