塩味に関連した俳句の例をまとめました。
塩味を含む俳句例
塩味の濃き粥かけて成木責/若井新一
大福の皮の塩味こぶし咲く/矢島渚男
白粥のうす塩味や暑気中り/日野草城
塩味のほどよく炊けて零余子飯/熊沢豊
探梅や温泉の塩味の残る唇/ふけとしこ
海原は塩味バレンタインデー/櫂未知子
減れば買う塩味噌醤油日短か/池田澄子
塩味がするかも知れぬ梅の花/長谷美知子
海ほほづきこの塩味の白い雲/小島千架子
塩味のはつたい新刊の書を膝に/赤城さかえ
塩味の饅頭たべてをれば雹/神尾季羊「同席」
牡蠣すするわが塩味もこれくらゐ/正木ゆう子
鳰うららむすびの塩味ぬけてゐし/平井さち子