遺稿に関連した俳句の例をまとめました。
遺稿を含む俳句例
たぐひなき真夜中の月遺稿集/中山純子
姉弟の遺稿冬日に重ねおく/宇多喜代子
小窓より夕日藤村遺稿冷ゆ/鷲谷七菜子
秋霖や遺稿写せば恋に似る/上野さち子
立春や雪に届きし遺稿集/阿部みどり女
虹たちて消えて残りし一遺稿/辻口静夫
謹んで君が遺稿を読みはじむ/高浜虚子
夜桜やなだれうつかに師の遺稿/斉藤夏風
天狼や遺稿にひとつ知らぬ文字/檜山哲彦
朧夜の息ふかく読む遺稿あり/宍戸富美子
虫干しに耐へぬ古さとなる遺稿/稲畑汀子
ここに来てまみゆる遺稿竹の秋/大峯あきら
夏の言の葉遺稿に凛たり骨かさこそ/香西照雄