海の砂に関連した俳句の例をまとめました。
海の砂を含む俳句例
漸寒や衣嚢深きに海の砂/丹羽啓子
さんさんと海の砂照る笹粽/友岡子郷
宵闇や墓へ置ききし海の砂/宇佐美目
満月の畳に海の砂すこし/正木ゆう子
秋燕や駅よりすでに海の砂/神尾季羊
蜩やひじきに混じる海の砂/長谷川櫂
冬ぬくし社務所の縁に海の砂/木村蕪城
浜木綿や坐りてぬるき海の砂/長谷川櫂
迎へ火や脛より海の砂こぼれ/藤田湘子
春はやて濯ぐ足袋より海の砂/神尾久美子
はまゆふや駅のホームに海の砂/片山由美子
春寒や貝のはなさぬ海の砂/いのうえかつこ
内灘の砂に吸はるる海の水嘆き掬へばすでに色なし/芦田高子