錠剤に関連した俳句の例をまとめました。
錠剤を含む俳句例
寝る前の錠剤一つ虎落笛/錦織畔燼
生身魂錠剤一粒掌より逃げ/堤高嶺
風邪の喉錠剤の角なほもあり/篠原
山頂に少年かるい錠剤撒く/阿部完市
錠剤の一つはピンク秋深む/矢村三生
クリスマス贈物ほど錠剤持ち/鈴木栄子
致死量といふ錠剤や四月馬鹿/保坂敏子
錠剤と白湯ある卓も立夏かな/都筑智子
錠剤のみて極暑の中の人に伍す/山崎鏡
錠剤はどれも原色春かなし/復本鬼ケ城
河童忌の錠剤シートペきと折り/内田美紗
錠剤を噛み砕き服む薔薇の前/相生垣瓜人
ふたつぶの白き錠剤あかときにひとの闇へと落ちゆくをみる/江戸雪