彗星に関連した俳句の例をまとめました。
彗星を含む俳句例
彗星の近づく空や古帽子/仁平勝
彗星や古寺繕われ弥生尽/和田悟朗
彗星を待つ少年の洗ひ髪/杉山久子
彗星去り蜆の命一つ減る/長山遠志
彗星に遭ひ古の春の闇/佐土井智津子
春宵や彗星淡き尾をひろぐ/横山房子
松の芯いま彗星と交信中/高野ムツオ
豆飯や彗星世紀の彼方へと/川崎展宏
天に彗星影絵のように父歩む/藤原月彦
ひとひらが彗星となるさくらかな/高岡慧
彗星に春闌けて名のつきにけり/田中裕明
彗星のたかだかとある茅草かな/坂内文應
わが生を淡く照らして彗星は去りゆきしかどその後知らず/尾崎左永子