疲労に関連した俳句の例をまとめました。
疲労を含む俳句例
疲労が掟/舌は匙の形/阿部完市
冬の暮何の疲労ぞ鮒を飼ひ/永田耕衣
慟哭の疲労の祖国霊歌なし/高屋窓秋
疲労愛我に牡丹の巨いさよ/永田耕衣
つばくろの疲労の川の幾すぢも/齋藤玄
勤続疲労腰にじんじん三月尽/須貝一青
旱天に星みえ疲労冴えてくる/金子兜太
出産終え安堵と疲労の麦茶かな/渡辺優香
徐々に疲労旅の耳輪が日を反す/木村妙子
星たちよ灯の高熱にわれは疲労/伊藤泉子
涙ぐむ田螺のごとく疲労せり/柄沢あいこ
船塗り合ふ疲労差夕焼さめて星/友岡子郷
疲労困ぱいのぱいの字を引く秋の暮/小沢昭一