丸薬に関連した俳句の例をまとめました。
丸薬を含む俳句例
丸薬の丸盆赤し郭公/浜田酒堂
新涼の掌に丸薬は二つ置く/旭
丸薬をこぼすや深き霧の中/石寒太
丸薬をこぼす家長に梅匂う/仁平勝
受験期や丸薬咽喉に滞る/奈良文夫
大粒の丸薬飲みて喉涼し/会津八一
残菊に丸薬を干す小縁かな/巌谷小波
丸薬もお灸も効かず水中り/岸本真智子
丸薬に清水をむすぶ道のほとり/正岡子規
合歓茶屋の亭主甘い丸薬呉れて/中塚一碧樓
丸薬呑みくらがりからくらがりへ歩く/上月章
丸薬のこまかい音が夜更の畳に散らばる/大橋裸木
旅がまだ長い夜汽車で丸薬をたべてゐる/栗林一石路