土足に関連した俳句の例をまとめました。
土足を含む俳句例
新しき土足す土間や飾臼/古市枯声
本堂に上る土足や秋の風/尾崎放哉
杉菜の雨土足の谺渡殿に/下村槐太
紋のごと寒の厠に土足跡/大熊輝一
霜を踏む土足禁ぜし塩田跡/品川鈴子
鬱金の襖を倒す月が土足で/西川徹郎
原始林蟻も土足の歩をひそむ/古舘曹人
殿上の土足おそるる秋蚊鋭し/古舘曹人
鍬の土足で落して田を打てる/岩島畔水
ここだけは土足厳禁しやぼん玉/ひとり静
敬老日猫の土足を拭いてゐし/鳥居おさむ
土足で月が二階へ上がる死者を連れ/西川徹郎
土足たしかに一とさかづきの甘茶呑む/平畑静塔