船団に関連した俳句の例をまとめました。
船団を含む俳句例
吹流しなびく船団浦祭/野中英照
灯を振つて鮪船団帰り来る/河野真
船団の海霧に薄るる石巻/宮田硯水
船団も女体も何も信長忌/攝津幸彦
朧夜の船団北を指して消ゆ/飯田龍太
弥生期の船団憶ふヨットの帆/吉原文音
氷海の千鳥ら船団を率いたり/萩原麦草
船団に秋鯖の沖まだ明けず/寺島ただし
船団を発たす仕事の初めかな/橘田龍子
鮪船団餅臼つみて出てゆけり/橋本栄治
聖夜ミサトロール船団その妻ら/依田明倫
船団はことごとく航き釧路初夏/帰山綾子
蔵王キラキラ労働者らは肉の船団/稲岡巳一郎