終い湯に関連した俳句の例をまとめました。
終い湯を含む俳句例
終ひ湯に泣きたく鳴くは蟇/猪俣千代子
終ひ湯に踵をみがく一葉忌/佐藤喜代子
終ひ湯のひとりに山の時雨れたる/春樹
終ひ湯の窓に欠け月狐啼く/古道紀美子
終ひ湯に欠伸して母の日の妻よ/相馬遷子
終ひ湯の柚子の温もり胸に触る/鈴木壽子
終ひ湯をつかふ音して羽蟻の夜/清崎敏郎
ゆつたりと終ひ湯に聞く除夜の鐘/田島早苗
終ひ湯の夜寒の桶がころがりぬ/今井杏太郎
終ひ湯の小さき石鹸ちちろ鳴く/松丸とわ子
終ひ湯にひと焚き欲しき霜夜かな/北川千鶴子
終い湯落とした時間の父でなく夫でなく/伊丹三樹彦