終末に関連した俳句の例をまとめました。
終末を含む俳句例
干鰈終末医療つばらかに/古川塔子
終末や風船に付く黒い絲/田川飛旅子
蝉の終末男湯真中噴き溢る/友岡子郷
夕焼けの終末どつと海湧けり/阿部完市
摩天楼/貝より始まる終末論/夏石番矢
終末を知るごと蟻の一途なる/黒坂綾子
小夜千鳥蝋燭の灯も終末なり/佐野まもる
終末論きみのラッパを高らかに/稲葉百穂
大航海の終末マラッカの家紋寂び/伊丹公子
木の葉木菟待つ終末を待つに似て/矢島渚男
逃げた雲追わんとする人生終末感/小林星人
終末を小出しにふるふ地震といふエネルギア過ぐ粥すこし揺り/高橋睦郎