火袋に関連した俳句の例をまとめました。
火袋を含む俳句例
火袋に雀の宿る春の雪/山崎新多浪
火袋の飛天女遊ぶ春の闇/沢木欣一
よひやみに火袋深き木の間かな/鬼貫
宵闇に火袋深き木の間かな/上島鬼貫
火袋に榾の涙が煮つまるよ/佐藤鬼房
火袋に生きて白蛾も涅槃衆/野澤節子
火袋の燭消えさうや鬼は外/鈴木鷹夫
火袋の陰よりぬつと鹿の貌/冨田みのる
火袋をもつ澪標つばくらめ/中戸川朝人
立春大吉どの火袋もみな暗き/内山初子
螢の火袋に富めりとりゆけば/細谷源二
螢の火袋の口に来てをりぬ/青葉三角草
火袋の和紙をあらたに祭来ぬ/中戸川朝人