溺死に関連した俳句の例をまとめました。
溺死を含む俳句例
赤椿溺死の後もただよへる/行方克己
闇深くなつて蛙が溺死する/丸山嵐人
冬蜂の溺死といふは疑はし/星野麦丘人
溺死ありおごそかに動く鰯雲/宮武寒々
薄氷へわが影ゆきて溺死せり/三橋鷹女
五月なむ花を撒きゆく空中溺死/折笠美秋
裸に取り巻かれ溺死者運ばるゝ/右城暮石
うつ伏してゐるひつじ田の溺死人/萩原麦草
旅に病んで銀河に溺死することも/寺山修司
溺死見に月更けわたりぎすのこゑ/飯田蛇笏
羊水溺死見ている白い葉のプール/西川徹郎
車中の夕日昭和が溺死していたり/高野ムツオ