満ち潮に関連した俳句の例をまとめました。
満ち潮を含む俳句例
満ち汐にすでに灯つらね川開/原石鼎
満ち潮の一湾に聳つ雲の蜂/田中英子
冬凪の海引き潮か満ち潮か/鈴木半風子
満ち汐の沖より返す千鳥かな/阿部夕礁
満ち潮に藻の立つ卯月曇かな/船越淑子
月見草咲き満ち潮騒高くなりぬ/道部臥牛
満ち汐の静けさに寐る蒲団かな/増田龍雨
満ち潮のこゑが支への夜の芒/松島不二夫
満ち潮の如き曲聴く聖夜かな/坂本多加江
満ち潮の杭のくろさよ通し鴨/斎藤優二郎
満ち汐にいそぎんちゃくの花数多/阿部夕礁
葦を焚く満ち潮といふ遥けさに/鍵和田ゆう子