火襷に関連した俳句の例をまとめました。
火襷を含む俳句例
火襷の備前を置けり冬籠/澄雄
信楽に火襷はしる紅葉晴/岩根徹
壷の肩火襷走る秋の暮/菊井稔子
冬麗の陽を火襷に駿河湾/関森勝夫
枯山へ走る火襷くづれ窯/伊藤敬子
火襷の呑口あはし渡り鳥/綾部仁喜
火襷の裾に陶印春の雷/藤原美規男
陶片の火襷あらし青蜥蜴/平子公一
嫁といふ火襷の痕秋冷に/赤松けい子
水仙を活けて火襷かがやけり/吉岡昌夫
火襷のほどよき陶や初音せり/鈴木隆子
窯出しの火襷しかと今朝の秋/塚本美恵子
風呂吹の味噌火襷となりにけり/阿波野青畝
