奥歯に関連した俳句の例をまとめました。
奥歯を含む俳句例
み吉野の奥歯に物や遅桜/西勝
耳へ来し奥歯の痛み青嵐/大野雑草子
跳ねて奥歯失ふ日のひかり/大森澄夫
春日や奥歯につぶす大あくび/雨宮抱星
炎昼のこつんと己が奥歯なる/鎌倉佐弓
削らるる奥歯の奥のペルシャ湾/窪田丈耳
奥歯あり喉あり冬の陸奥の闇/高野ムツオ
春の水馬の奥歯に鳴りにけり/廣江八重櫻
独活食うぶ奥歯の音の亡き母よ/古沢太穂
ごまめ噛むこめかみ奥歯父にあり/熊谷愛子
とどのつまり奥歯は抜かる夏の果/松村/遊
駅でひと待つ奥歯のちからをそのまま/井内邦子