心身に関連した俳句の例をまとめました。
心身を含む俳句例
心身の心の衰へ秋時雨/長屋せい子
衰へし心身をもて焚火かな/上野泰
寒の梅心身とかく背き合ふ/藤田湘子
心身の大部分は水か蝶卍/河原枇杷男
心身の離合泉のこゑ聴けば/下村槐太
金売の声や心身酷使の日日/下村槐太
心身は扉にあらずや冬の暮/河原枇杷男
白ばらを抱けば裏心身に疼く/古市絵未
菩提樹に寄る心身の涼しさよ/市来あつ子
心身脱落いまありありと天の川/関口比良男
紫陽花やわが心身に部屋いくつ/小泉八重子
道昏れて心身よりふと鳳蝶の香/河原枇杷男