雑音に関連した俳句の例をまとめました。
雑音を含む俳句例
補聴器に拾ふ雑音日向ぼこ/原村明子
聞き流すつもりの雑音藤袴/落合よう子
舟を上れば陸の雑音蜩に/安斎櫻カイ子
雑音の多きラジオに黄砂降る/山内崇弘
そこはかとなき雑音や秋の暮/吉岡禅寺洞
町中を雑音を沈めて秋の川/阿部みどり女
雑音に耳あそばせて日向ぼこ/竹下しづの女
蜂飛べりラジオ雑音となりし昼/長谷川かな女
鶏頭も雑音をきいている一人である/吉岡禅寺洞
都会の雑音に朝となり花が散りゐたり/栗林一石路
雑音のリズムをききわけようとして宿の菊に/吉岡禅寺洞