鼻面に関連した俳句の例をまとめました。
鼻面を含む俳句例
料峭の鼻面痛し尿近し/小出秋光
二百十日馬の鼻面吹かれけり/高田保
焦土も春豚の鼻面もゝ色に/川口重美
鼻面に薄暮の透る葱をむく/石原八束
「撫牛」の鼻面の輝り雲の峯/毛塚静枝
料峭や馬の鼻面なでてゐし/塩谷嘉代子
流鏑馬や鼻づら切りて春疾風/高澤良一
茄子の馬鼻づら沖の遠く指す/原田青児
黒牛の鼻面にある梅雨あかり/高井利夫
鼻面らに薄暮の透る葱をむく/石原八束
新米に鼻づら出しぬ若狭牛/長谷川かな女
抱く猫の鼻面すみれほど冷えて/正木ゆう子