目を剥くに関連した俳句の例をまとめました。
目を剥くを含む俳句例
木偶倉に頭目をむく日雷/平賀扶人
稲妻に千の目を剥くピラカンサ/秋尾敏
祀られし河豚が目を剥く供養祭/畑間月夫
誘蛾燈に目を剥いて馬通りけり/萩原麦草
達磨忌の燭に目を剥く達磨像/関口ふさの
糶札を啣へ目をむく能登の鰤/長谷川閑乙
それぞれに邪鬼が目をむき雁渡し/飴山實
朽野に目を剥くメリーゴーランド/二村典子
アカエヒの小さき目をむく秋の風/遠藤梧逸
踏まれたる邪鬼が目をむく春寒し/小木曽かね子
木偶倉に木偶の目を剥く日雷/平賀扶人「風知草」