死化粧に関連した俳句の例をまとめました。
死化粧を含む俳句例
死化粧して水色桔梗なりぬ/寺井谷子
白障子死化粧といふ含み綿/松本澄江
死化粧や髪の先まで母凍てて/吉野義子
死化粧嫋々として山すすき/石牟礼道子
三十路はや粉雪をいそぐ死化粧/渡辺恭子
死化粧が死を深くする薄暑かな/長岡直美
死化粧の頬のやはらか明易し/佐藤美恵子
あぢさゐや髪根なだめて死化粧/櫛原希伊子
死顔に化粧する紅が見あたらない/小澤武二
死化粧をふくろうだけは知つてゐる/齋藤愼爾
さびしかつた生涯の死顔に化粧してさむき/栗林一石路