魚影に関連した俳句の例をまとめました。
魚影を含む俳句例
新涼の港に大き魚影入る/中拓夫
魚影や夢にも澄める滑川/石川桂郎
新雪に魚影のごとく映りゆく/今井聖
早春の魚影もなき野川かな/福田蓼汀
一匹だに魚影の見えぬ枯木谿/高澤良一
涼しくて魚影一分の隙もなし/飯田龍太
釣堀の木蔭に多き魚影かな/野末たく二
コアジサシ水の重なりは魚影/高桑婦美子
魚影の国のぞく彼岸の膝ついて/伊丹三樹彦
魚影散つてたちまち春の逝きにけり/岩岡中正
魚影すばやき水のながれに遊ぶ子の呼ぶこゑけふは太ぶととして/一ノ関忠人