冥土に関連した俳句の例をまとめました。
冥土を含む俳句例
冥土へと撞く手応へや迎鐘/岡田日郎
初霰父の冥土にしみるもの/古舘曹人
夏薊冥土へ三里江戸へ二里/熊谷愛子
春禽や冥土渡るに水無瀬川/巌谷小波
冥土より振り向く貌や秋の風/倉橋弘躬
暗闇は冥土へのいろ鴛鴦の湖/雨宮抱星
逝く年や冥土の花のうつる水/飯田蛇笏
愚案ずるに冥土もかくや秋の暮/松尾芭蕉
虎杖を折ればすぽんと冥土かな/小倉斑女
風邪の夢髣髴として冥土あり/吉武月二郎句集
気がつけば冥土に水を打つてゐし/飯島晴子「平日」