籬を使用した俳句 俳句作品例 2018.11.12 俳句例:201句目~ 大霜のまがきめぐらしひとすめり/中尾白雨 本来はちるべき芥子にまがきせり/夏目漱石 コスモスの籬に病めば子等のぞく/中尾白雨 みづうみの籬の萩は刈らでおく/中井冨佐女 晩春の籬に匐はせしゴムホース/加倉井秋を 籬を透く笹新らしき松かな/井月「井月全集」 片影となりし籬に添ひありく/五十崎古郷句集 籬に凭る鹿のいただき触れてみる/軽部烏帽子 鬼百合にそふいばら木の籬かな/信徳「口真似草」 ささげ採る籬のそなたや生駒山/几董「晋明集二稿」 前へ 123