俳句例:101句目~
ヨットまだ濃き朝蔭をつくりをり/大峯あきら
しづかなる洲に来てヨット寄りゐたり/山口誓子
たぐらるる如くにヨットみな帰る/木路/きみ子
滑車鳴れば揚りヨットの帆となりぬ/五十嵐播水
誘はれてさてヨットには乗りたくなし/高濱年尾
ヨットの帆はろかに低しつゝじ園/竹下しづの女
ヨツトの帆はろかに低しつゝじ園/竹下しづの女
タコマ富士突き刺して泊つヨツトの帆/鳥居おさむ
ヨットあやつり少年すでに煙草知る/長谷川浪々子
ヨツト八帆九帆みゆ卯ツ木の漁夫の墓地/石原八束
ヨット出て乗らざりし一人歩をかへす/波多野爽波