俳句例:101句目~
ながあめの祖國の異國下痢はやる/佐藤鬼房
異国にてこゝろばかりの針納/スコット沼蘋女
異國に没る日よ石見野のかなかなよ/津田清子
異国に没る日よ石見野のかなかなよ/津田清子
メーデーやむすびこぼるる異国米/加藤知世子
落葉踏む/異国に棲めばパリジェンヌ/湯山珠子
湯たんぽを替へるナースは異国の娘/大和田享子
吾子を異国に離して浴する「福は内」/平井さち子
かりそめの死ならず異国に墓碑と薔薇/平井さち子
異國の坂をおりてきてほつと町の夏の灯/栗林一石路
梅咲いてまたひととせの異国かな/ジャック/スタム
本屋に本をよみにきてガスの夜は異國です/吉岡禅寺洞
蘭のかや異国のやうに三ヶの月/一茶/文政四年辛巳
あたまから足まで汗を異国かな/マブソン青眼「アラビア夜話」