俳句例:101句目~
氷河つるつる尻餅ついたら百年目/高澤良一
照る氷河懸けアルプスの天高し/小原菁々子
星屑岩屑まばたく氷河ホテルの夜/伊丹公子
この世にて会ひし氷河に嗚呼といふ/平畑静塔
オートバイ熱く氷河を見てゐたり/槐/布由子
ハンバーガー食べて氷河の神に会う/伊丹公子
日昏れいつもエルクの影絵氷河の村/伊丹公子
氷河湖を見つむこころもエメラルド/高澤良一
悲しみの氷河がボトルネックまで/荻原久美子
インディアンの神は夜も眠らぬ氷河神/伊丹公子
氷河焼けしたるガイドのジョーク好き/高澤良一
水孜々と氷河を流る水無月は/澤田緑生「極光」
氷河遠望トマトが甘いプロフェッサー/伊丹公子
畳めくれば氷河うねっているよ父さん/西川徹郎
ゴンドラの影の遅々たり大氷河/西条ゆき「夕陽」