公園を使用した俳句

公園に関連した俳句の例をまとめました。

スポンサーリンク

公園を含む俳句例

公園に老人多し霾晦/蟇目良雨

風薫る公園口の女人像/曷川克

公園の櫻月夜や瀧の音/泉鏡花

新緑の名城公園散策す/籠谷充喜

公園の裏口の焼芋屋かな/安住敦

公園の鼠睡蓮の池岸を/京極杞陽

公園の蛇口横向き銭葵/渡辺智賀

小公園片側冬の川流れ/大野林火

公園の小動物園緑陰に/高濱年尾

公園の緑陰街騒音縦横/高澤良一

公園の掃除女の更衣/鈴鹿野風呂

公園の林の中に椿かな/正岡子規

色鳥や公園横の帽子店/福島壺春

風船をつれ公園の中帰る/石寒太

公園の桜満開思い出も/村田芳水

公園の冬木の瘤の日曜日/木下夕爾

山中公園熊蜂女神像同居/伊丹公子

少年のまだ公園にゐる桜/内田美紗

灯りし小公園や法師蝉/楠目橙黄子

下町の小さき公園沈丁花/京極杞陽

俳句例:21句目~

公園の出口違へて竹煮草/満田玲子

公園の入口見えて桜かな/正岡子規

公園の揺るる浮橋緑の日/鈴木良戈

東京よ小公園に朝降る雪/高柳重信

寒鯉が動き公園動きだす/森田智子

点燈夫来て公園の落葉急/内藤吐天

秋高く公園新た句碑新た/岡崎台子

公園の子も触れ通る袋角/筒井倖風

遊ぶ子のなき公園や芝桜/和田祥子

雑報子報ず公園の桜咲く/正岡子規

暮れがての小公園の鷦鷯/黒田杏子

街中の公園にして梅早し/高浜年尾

公園の夜の外燈に花痴れて/高澤良一

公園の奥が淋しい落し文/永井二三江

山茶花の丈まだ低き新公園/古川充子

公園の木立も人も月おぼろ/武原はん

公園の落葉が溝に走り込む/大星鈴子

公園の彫刻「無題」秋深む/山根啓作

働いてきて恋人ら薔薇公園/和知喜八

公園の風船売りも帰りたり/越智/郁

俳句例:41句目~

公園の芝焼く人と見る人と/湯浅青嵐

善良に公園の薔薇見て帰る/富安風生

月夜少女小公園の木の股に/西東三鬼

朔太郎忌の公園の花は葉に/岸/善志

公園となりたる濠の花藻哉/正岡子規

柳散る公園の隅のベンチ哉/寺田寅彦

公園になりたる濠の花藻哉/正岡子規

公園に一人来りし柳絮かな/野村泊月

焼藷屋奈良公園の中とほる/田川江道

公園に旅人ひとり涼みけり/正岡子規

公園に防犯カメラありて冬/市川博久

花吹雪小公園を突っ切りて/高澤良一

蓑虫や子づれ集まる新公園/泉とし子

藻の匂いで蒼む公園幼い愛/伊丹公子

公園のきたなき水に花藻哉/正岡子規

誰もゐない公園冬鵙枝移り/大高弘達

警官の立ち寄る公園菊花展/高澤良一

公園の隅に美し臭木の実/久本/澄子

遮断機の前の公園柿紅葉/中川/千舟

公園のベンチ陣どり孕み猫/小林蘇美

俳句例:61句目~

雪の公園宇宙飛行士の第一歩/河野薫

公園は雀の時間あたたかし/内田雪泉

大花野親水公園まん中に/中戸川朝人

公園にからみあってる夫婦凧/亀山佐助

公園に坐しきさらぎの雲拾ふ/道山昭爾

桜散る公園にいて市民われ/宇多喜代子

浅草も隅田公園ちかき雪/久保田万太郎

浮浪者狩りして公園の年用意/右城暮石

薔薇咲いて公園の朝始まりし/成宮紫水

公園に見かけし春の日傘かな/鈴木花蓑

炎昼の公園動くもののなし/清野よし子

公園のからくり時計クロッカス/曷川克

公園のこの道好きや沈丁花/池内たけし

公園のバラック街や秋晴るゝ/島田青峰

公園の喧嘩美声に師走の子/赤松けい子

公園の広場を蝉のまっしぐら/高澤良一

草刈つてあとを眺めて公園課/内田美紗

落葉降るまゝに公園広かりし/高浜年尾

蒲の絮ほうけて吹かる新公園/満田玲子

公園の月や夜鴉かすれ鳴く/河東碧梧桐

俳句例:81句目~

公園の松蝉に飲むラムネかな/吉屋信子

公園の梅か香くはる風のむき/正岡子規

公園の水車ことりと春長ける/田村直美

公園の涼しきところ知りて寄る/上村占

公園の蝉きこゆ鋪道蔭もなき/原田種茅

公園の一宇若葉にかこまれて/高濱年尾

銀杏もみぢして公園や夕明り/石塚友二

労働祭ポプラ絮吹く公園に/小野寺洋子

まてば椎若葉もりもり小公園/高澤良一

ゆうやみの公園人形が墜落す/蛯原喜荘

公園といふほどでなし鵙日和/高濱年尾

秋晴るる土曜の午後の公園よ/成瀬正とし

小公園蟆子をつぶしに来し如し/細川加賀

ぶらんこの揺れて公園動き出す/船水ゆき

山百合やまだ公園の整はず/阿部みどり女

しゃぼん玉公園の子に流れけり/高澤良一

あぢさゐもて市民公園飾り立て/高澤良一

公園の馭者なき木馬月おぼろ/谷井野武士

公園の砂場に吾子と赤とんぼ/米倉ミチル

公園と芝をつづきに蒲団干す/中戸川朝人