雨戸を使用した俳句

俳句例:101句目~

永き日の日のさす雨戸閉めて了ふ/殿村菟絲子

なんばんの月夜へ雨戸寝しづまる/長谷川素逝

雨戸たつれば夜寒取りまく我家かな/島田青峰

片よせて宵寝の雨戸夜の秋/石橋秀野「桜濃く」

長き日の日の射す雨戸閉めてしまふ/殿村莵絲子

雨戸ひく時こほろぎのころげ落ちたり/臼田亞浪

雨戸繰るわれを見下ろす鳩がいる身の芯までが冬のしののめ/中川佐和子