銀杏紅葉に関連した俳句の例をまとめました。
銀杏紅葉を含む俳句例
大銀杏黄葉に空の退ける/原田一郎
日の光鏤め銀杏黄葉散る/工藤久平
駅広場銀杏黄葉に旅の人/戸田利枝
枝中に幹澄む銀杏黄葉かな/京極杞陽
軽気球銀杏黄葉の蔭になり/鈴木花蓑
二大樹の銀杏黄葉の消耗戦/高澤良一
倉庫裏銀杏黄葉が明るくす/沢木欣一
大いなる銀杏黄葉や明治節/鈴木花蓑
磴の数銀杏黄葉にきはまれり/不破博
大銀杏黄葉間引かれ素寒貧/高澤良一
明るさの銀杏黄葉を夕景に/稲畑汀子
本門寺の銀杏黄葉を農暦/遠藤ふみ江
松の中銀杏黄葉の一本が/岡田むつ子
銀杏黄葉大阪馴染なく歩む/宮本幸二
銀杏もみぢして公園や夕明り/石塚友二
付和雷同銀杏黄葉の散り急ぐ/杉山青風
縣廳前馳すバス銀杏黄葉いろ/高澤良一
明るさの暗さの銀杏黄葉かな/行方克巳
県庁の銀杏黄葉に画架立てて/加賀さとし
銀杏黄葉いつせいに散る無音界/久保乙秋
俳句例:21句目~
ごみ箱のどれにも銀杏黄葉溢る/右城暮石
銀杏黄葉寝釈迦を暗く拝しけり/小出文子
銀杏黄葉日のまろうして一里塚/井桁衣子
銀杏黄葉昨日のことは忘れたい/武井梅仙
降れ降れと銀杏黄葉の幹たたく/仙田洋子
大銀杏黄葉の空をおほひたる/撫養/チカ
銀杏黄葉のラストシーンを出勤す/石川貞夫
日を散らし銀杏黄葉の散り止まず/岡安仁義
そののちは銀杏黄葉の散るのみに/千原草之
銀杏紅葉して何よりも大きな木/三ッ沢君子
銀杏黄葉秒を止めたる街が見え/河野多希女
銀杏黄葉踏み来てのぼる螺旋階/玉木/嘉一
銀杏黄葉きびすを愛へ戻すべし/磯貝碧蹄館
黒板に今日のメニユーや銀杏黄葉/矢崎千枝
とある日の銀杏もみぢの遠眺め/久保田万太郎
橿鳥の散らすや降るや銀杏黄葉/長谷川かな女
銀杏黄葉落つときスイッチバックして/高澤良一