城下町を使用した俳句

城下町に関連した俳句の例をまとめました。

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城下町を含む俳句例

漸寒や一万石の城下町/高浜虚子

雪残りつつ水ぬるむ城下町/杞陽

城下町瓦光りて夏めきぬ/宮口征子

城下町眼鏡に梅を映す人/川崎展宏

片影に地震の水槽城下町/西本一都

凌霄や家うち暗き城下町/風間和雄

早梅や碧虚を生みし城下町/星野椿

腐れ鮓近江に古き城下町/田中冬二

門松も根曳きのままに城下町/蓼汀

鬼城忌や俳人多き城下町/古川芋蔓

鳥雲に水うつくしき城下町/山崎中

竹伐りて里山せまる城下町/鈴木雅子

白炎となる八月の城下町/柴田白葉女

夏みかん土塀に溢れ城下町/北里千寿

朝顔が駅のシンボル城下町/玉置浩子

城下町抜け金田の広ごれり/瀧川雅子

金田の水にゆらぎし城下町/野中亮介

鰍釣り舟の出て行く城下町/天野菊枝

樗牛忌の雪が降るなり城下町/佐藤柳湖

水打てば御城下町の匂かな/芥川龍之介

俳句例:21句目~

お七夜の空荒れ通す城下町/岸川素粒子

すぐ曲り曲る薄暑の城下町/徳澤南風子

初日浴ぶレールきらきら城下町/豊田晃

城下町どこも坂なす星月夜/松本夜詩夫

城下町茶房も遺跡花ミモザ/嶋田摩耶子

鮎落ちて山迫りくる城下町/岡山か寿子

春がすみ城下町が坐つている/中塚銀太

春日差し小藩なれど城下町/市村須美子

鴨食べる聖夜のくらき城下町/岩淵喜代子

マラソンが見ゆ青梅雨の城下町/柴田白葉女

よしきりのこだまをりをり城下町/長谷川双

かはほりや古地図のままの城下町/内田裕夫

羽目板を反らす秋日の城下町/鍵和田ゆう子

城下町小春の小鳥鳴きにけり/吉武月二郎句集

城下町は夏の雨ふるいちにちお城の山/涓滴不喚洞/宇佐美不喚洞