天国に関連した俳句の例をまとめました。
天国を含む俳句例
偸安や雨粒光る実南天/國島十雨
天国に近き山家ぞ星月夜/園部鷹雄
天国の大寒小寒治虫かな/夏石番矢
天国ヘルイス茨木足袋はいて/林翔
漆黒の蛙天国医書を閉ぢ/堀口星眠
二人子にぬり絵天国梅雨永し/有働亨
天国の夫に白夜の旅だより/飯田浦子
天国の鍵わすれたる星月夜/仙田洋子
天國の祈祷に花の翳添へな/筑紫磐井
枯芝に寝て天国と対ひ合ふ/辻岡紀川
秋日燦天国自由切符欲し/沼尻巳津子
蚕豆の花や天国知らぬ母/松田ひろむ
親なしの天国いかに露の夜/角川源義
ストーブにビール天国疑はず/石塚友二
大揚羽娑婆天国を翔けめぐる/飯田蛇笏
天国の刻が遅れて鳴りそめし/島津明子
天国の時計鳴りゐるきんぽうげ/堀内薫
天国へ行かず密集の雪のべか/和知喜八
暖炉燃え河童天国満たしをり/皆川白陀
殉教者に天国さむき露のいろ/飯田蛇笏
俳句例:21句目～
天国の母からの餅焦がしけり/磯貝碧蹄館
掛取りのもどり天国のよな夕焼/佐野良太
洟拭きしあと天国を希ひけり/林田紀音夫
虹の輪の中の天国見ゆるかと/大北たきを
天国に近い薔薇です空中修道院/伊丹三樹彦
蛙天国かんかん帽がやつてくる/桑原まさ子
天国の夕焼を見ずや地は枯れても/水原秋桜子
天国の夕焼を見ずや地は枯れても/水原秋櫻子
臀あたためつ天國の話すこししたり/細谷源二
天国へ行くまで母は地獄の草毟り続け/橋本夢道
天國へ行くまで母は地獄の草毟り続け/橋本夢道
