水軍に関連した俳句の例をまとめました。
水軍を含む俳句例
水軍の裔の家紋や初節句/楠本節子
葭切や阿波水軍の砦あと/一宮千枝
酸橘熟る阿波水軍の砦跡/安藤衛門
あめんぼの風の水軍背き背く/的野雄
水軍に焼かるる城や雁の秋/飯田蛇笏
水軍の入江にあまた牡蛎筏/紙野康美
水軍の古墳見て来て雛の酒/巌谷小波
水軍の寺にて拾ふ蘇鉄の実/内藤英子
水軍の島やなだるる除虫菊/川口未来
水軍の島より蜜柑船出づる/坂本孝子
水軍の島万緑に盛りあがり/西村旅翠
水軍の裔の代掻く離れ島/三谷喜与史
水軍の裔の見付けし寄鯨/倉富あきを
水軍旗立つ後裔の船遊び/太田万壽子
浦祭伊予水軍の太鼓打つ/池内けい吾
紅葉酒九鬼水軍の裔と酌む/岸本砂郷
草笛や水軍の墓みな小さし/友岡子郷
金雀枝を挿頭に水軍島の女/伊丹公子
阿波水軍砲台跡の返り花/福島せいぎ
鷹待つや九鬼水軍の砦あと/太田/暁
俳句例:21句目~
ミモザ咲く町水軍列伝漂うて/伊丹公子
新松子水軍のみちひた照りに/友岡子郷
水軍の島に狼煙となるどんど/松村和喜
水軍の血筋うすまり簗番す/石川倭久子
水軍の裔を守れりほんだはら/梶原宇良
水軍の島紫雲英咲き菜の花咲き/大橋敦子
烏賊釣火熊野水軍かも知れぬ/鈴木久仁江
蝉声と陽が凝るだけの水軍基地/伊丹公子
野分来る九鬼水軍の波白め/野見山ひふみ
水軍の裔の速櫓や雲の峰/渡部抱朴子「地籟」
水軍といるときひとりいるときを書き/阿部完市