露天風呂に関連した俳句の例をまとめました。
露天風呂を含む俳句例
初冬の袖垣青き露天風呂/越智協子
冴返る名も白骨の露天風呂/大立しづ
早春の雑木林の露天風呂/山口梅太郎
露天風呂にて童等の平泳ぎ/品川鈴子
露天風呂に男の目鼻青あらし/桂信子
露天風呂首の高さに野紺菊/毛塚静枝
五月富士眺めつつ入る露天風呂/梅田男
信濃路の秋の湯田中露天風呂/木槫栄子
初雪や傷をかばひし露天風呂/脇坂啓子
名月の供へ物置く露天風呂/長崎小夜子
櫟の実足裏に触れて露天風呂/宮田俊子
狐鳴きとろりと眠し露天風呂/今泉浩一
紫陽花の少し横向く露天風呂/長尾則夫
肩を打つ作り滝あり露天風呂/前田桃邨
色鳥や女ばかりの露天風呂/小俣由とり
赤蜻蛉翔び交ふ山の露天風呂/土屋保夫
鮎釣りの人声近く露天風呂/伊阪美祢子
久女忌の雪胸もとに露天風呂/後藤杜見子
団栗の一つ落ちくる露天風呂/中条久三夫
団栗の酔つぱらつてる露天風呂/乾/周子
俳句例:21句目~
大瑠璃の声ひとりじめ露天風呂/山田一恵
打擲しあう星ら二月の露天風呂/河合凱夫
特等席は春暁仰ぐ露天風呂/山田をがたま
老鶯も来て鳴く朝の露天風呂/山王堂正峰
ヴィーナスに蜻蛉止まる露天風呂/村井信子
露天風呂しづかに湛へ草穂に出づ/林原耒井
どんぐりの落ちて来さうな露天風呂/滝/佳枚
紫陽花のこぼるるほどに露天風呂/幡野千恵子
葭簀屋根して日をこぼす露天風呂/松沢佐多子