七曜に関連した俳句の例をまとめました。
七曜を含む俳句例
七曜を忘れてすごす七日粥/檜紀代
初雀こぼれ七曜廻りだす/館さくら
七曜に疾風のひと日誓子の忌/山口速
七曜の一曜きめて髪洗ふ/鈴木真砂女
七曜の雨なきは憂し七変化/西川良子
七曜をつなぐ三寒四温もて/鈴木栄子
余震なほ寒の七曜狂ひたる/小元洋子
働くには足らぬ七曜鵙猛る/佐藤斗星
如月の七曜逃ぐるごと早し/島崎茂子
雪安居僧に七曜なかりけり/辻本青塔
七曜のたちまち過ぎて散る桜/大江和子
七曜のなき明け暮れに寒雀/小松崎爽青
七曜のはじめ身軽し赤い羽根/河野南畦
七曜の果の落葉を焚くけむり/桂樟蹊子
七曜やえんどうの花天目指す/岡本和子
七曜を多忙に大暑二タ乳房/河野多希女
仕事に倦めば寂と七曜春の蝿/遠藤秀子
多佳子忌や七曜啼けり白孔雀/本橋定晴
春寒き七曜忽卒として過ぐる/内藤吐天
麗しき春の七曜またはじまる/山口誓子
俳句例:21句目~
七曜のいらぬ余生や大根干す/向笠千鶴子
七曜の埋めつくされて花粉症/山崎せつ子
新しき七曜吾子のふらここ押す/伊藤敬子
秋蝶や人に七曜の早さあり/阿部みどり女
走馬燈おろかに七曜めぐりくる/角川源義
薔薇の芽に七曜めぐるにぎやかに/原田青児
洋蘭と起き伏し七曜過ぎにけり/阿部みどり女
芹食えば水の香りす七曜の無きしづかなる芹の歳月/高野公彦