東海道に関連した俳句の例をまとめました。
東海道を含む俳句例
甘酒や東海道の松並木/角田竹冷
御代の数や東海道の松葉の春/口慰
時鳥東海道をいくとまり/正岡子規
東海道五十三次風白し/岩淵喜代子
東海道四百年の松の花/伊藤いと子
東海道松の並木に懸大根/吉屋信子
海苔干すや町の中なる東海道/羽公
駅場出れば東海道の霞哉/正岡子規
早稻晩稻刈るや東海道長し/正岡子規
晩稻刈る東海道の日和かな/正岡子規
東海道のこらず梅になりにけり/成美
東海道五十三次ねむの花/成瀬正とし
東海道白妙の富士皮切りに/高澤良一
花楓姉東海道を上り来る/佐野青陽人
苧麻知らず東海道の一筋も/高澤良一
逃水の逃げの一手の東海道/鈴木鷹夫
えいほうと松も春めく東海道/高澤良一
地にも山にも東海道に桜満つ/矢島渚男
昔東海道鈴鹿坂下時雨かな/松根東洋城
昼寝して飛脚行き交ふ東海道/高澤良一
俳句例:21句目~
東海道ところところの藤の花/川崎展宏
東海道みちのはづれに桐の花/川崎展宏
東海道三嶋の宿のうなぎ喰ふ/高澤良一
東海道五十三次歌留多とる/渡辺美代子
東海道若葉の雨となりにけり/正岡子規
東海道馬上の人の御慶かな/大須賀乙字
東海道とまりとまりの雛かな/大場白水郎
東海道なんと寒九のゆきわたる/松澤雅世
投節や東海道を投頭巾/一茶/文化十一年甲戊