酢牡蛎に関連した俳句の例をまとめました。
酢牡蛎を含む俳句例
喉ごしの酢牡蠣三陸波濤の灯/花貫寥
酒に舌洗ひすすろひゐる酢牡蠣/上村占
酢牡蠣とろりと星座より年のこゑ/龍太
のどすぐる酢牡蠣や酒友なきもよし/筍雄
天網や母を酢牡蠣にしてしまふ/八田木枯
放埓の二日となりし酢牡蠣かな/古舘曹人
旬も旬旬の酢牡蠣に若くはなし/高澤良一
部屋割も旅二日目の酢牡蠣から/中村汀女
酢牡蠣塩梅実家の嬶座の代変り/菊池志乃
「今夜は酢牡蠣」妻の前触れ愉しけれ/林翔
ひろびろと酢牡蠣味はふ舌があり/高澤良一
喉すべる酢牡蠣冷たし職を辞す/木村里風子
舌に乗る酢牡蠣に重みありにけり/高澤良一
酔ひ早む思ひどほりの酢牡蠣なり/高澤良一
酢牡蛎あり旅の句しるすお砂焼/水原秋桜子
事無くて酢牡蠣にむせる一日かな/深見けん二
冷たさをもて滑らかに酢牡蠣かな/松根東洋城
柚子散らし酢牡蠣ほたほた旬のもの/高澤良一
酔ひ怒る加賀もゐたりし酢牡蠣かな/綾部仁喜
酢牡蛎吸ふいまこのことのほか遠し/矢崎幸枝
俳句例:21句目~
酢牡蛎喰べけむりのごとき雨に遭ふ/吉田鴻司
酢牡蠣吸ふいまこのことのほか遠し/矢崎幸枝
酢牡蠣喰べけむりのごとき雨に遭ふ/吉田鴻司
酢牡蠣食ふおのれの舌のごときもの/山本一歩
あたらしき声出すための酢牡蠣かな/能村登四郎
ともしびや酢牡蠣と噛みし柚子の種/永井東門居